イクリプス512の低音をL-403EXで強化
2014年1月22日(水)
自作感丸出しのオーディオシステムのスピーカー。
右上はサラウンドシステムのスピーカー、ウーハーの上は休眠中のスピーカー。黒い丸いのがイクリプス512、アコースティックリバイブの特注スタンドに乗っている。一番でかいのがL-403EXと自作バスレフボックス。
L-403EXと自作バスレフボックスの特性はこのエントリー。
今のオーディオシステムのスピーカーはイクリプスの512である。
このスピーカーをアコースティックリバイブの特注スタンドに取り付けている。このスタンドはスピーカーの購入元の札幌大阪屋で、名前は忘れたがオーディオ評論家の方が使っているとのことで注文したものだ。構造もイクリプスのグランドアンカーをしっかり固定するようになっていて気に入っている。
イクリプス512の音は非常に素直で、12cm口径のフルレンジにしては近距離視聴では低音も十分感じられて特に不満はないのだが、鼓童のモンドヘッドのような強烈な低音が入っているソフトを再生すると12cmコーンスピーカーの宿命で、振幅が半端でなく、スピーカーを壊しかねない。
そこで、AVシステムに追加した38cmウーハーのL-403EXをチャンネルデバイダーで分割して追加してみた。
チャンネルデバイダーはシンプルに金田式の6dBカットオフで、クロスオーバー周波数は100Hzにした。12cmフルレンジと38cmウーハーのちょっと変則的2wayシステムとなるわけで、音感バランスが取れるか心配したが、結果は良好だ。ただし、ちょうどよいバランスを見つけるのには苦労した。
できたシステムはイクリプス512の定位の良さと空間的広がりを損なわずに低域のレスポンスを伸ばすことができ、イクリプスの振幅も気にしなくて良くなった。
低音はやっぱり物量がものを言う。38cmクラスのウーハーになると低域の再生域も広がるが、空気感が圧倒的にリアルになる。そのためか大音量で聞く必要がなくなる。
例によってホワイトノイズを使って視聴位置での周波数特性を測定してみたのが以下だ。
100Hz付近のピークは視聴位置の部屋の影響と思われる。
イクリプス512の周波数特性。12cmフルレンジにしては低域までレスポンスがある。近距離の視聴なら低音の量感は十分だ。
100Hzクロスオーバーのチャンネルデバイダーを通したイクリプス512の周波数特性。6dBオクターブカットなのでなだらかに低域が低下している。
100Hzクロスオーバーのチャンネルデバイダーを通したL-403EXの周波数特性。6dBオクターブカットなのでなだらかに高域が低下している。80Hzから40Hzまではほぼフラットだ。
イクリプスにウーハーを追加したシステムの特性。
イクリプスのフルレンジ状態と比較して100Hz以下のレスポンスが大幅に改善されている。