アキュフェーズE-530のCD入力がTUNER入力より-3.5dB低い
2013年12月4日(水)
ピュア・オーディオとして使っているアキュフェーズのE-530であるが、先日、ラインケーブルの聴き比べのためにCDプレーヤーのアンバランス出力2系統をそれぞれCDとTUNERに接続して比べていたところ、明らかにCDを選択した時に音量が低下するのに気づいた。
E-530にはレベルメーターがあるので、テストディスクのホワイトノイズを再生しながらCDとTUNERを切り替えてレベルを見てみると、CDの方が-3.5dBほど低くなっている。
他のLINE-1、LINE-2とも比べてみたがやはりCDの方が-3.5dBほど低くなっている。
ちなみにCDプレーヤーは中古であるが、アキュフェーズのDP-70Vで、出力の2系統は切り替えて確認しており、CD側出力は問題ない。
この現象は、CD入力時のレベルが低いだけで、音はノイズが乗るとか、レンジが狭いとかは全くなく、最初からアッテネーターで絞っているような感じである。
確認のため、20Hzから20kHzまでの周波数レスポンスをREC-OUT端子で調べてみたが、フラットで問題はない。
どうやらE-530のCD入力のみ-3.5dB低くなっているのは間違いないようである。
E-530の取説のブロックダイアグラムをみると、入力選択と録音出力は単なるスイッチによる切り替えのみで、アンプなどは介在していない。
こんなことってあるのだろうかと思い、アキュフェーズのサービスに連絡してみたところ、入力の切り替えはやはり純粋にスイッチのみであるとのこと。
ネットで検索してみたが、CD入力のみ-3.5dB低くなる現象は見つけることができなかった。
E-530の入力切替はカタログによると「通信工業用の密閉リレーを採用し、その接点は金貼り・クロスバーツイン方式で、低接触抵抗・高耐久性の極めて質の高いもの」とあり、接触不良などは起きそうにもなさそうだ。どうにも納得がいかない。
周波数レスポンスも問題なく、左右両チャネルともきっちり-3.5dB低くなるというのはどういうことなのだろうか。
新品で購入し、それほど酷使しているとは思わないが、いずれ修理に出すことを考えなければいけない。
それまではCD入力は使わず、LINE入力で使うことにした。
肝心のラインケーブルの比較は、また後日で。