MacBookProのライン入力特性
2013年12月30日(月)
MacBookPro(13-inch, Late 2011)とフリーソフトのAudacityでスピーカーの特性などを測定しているが、肝心のMacのアナログ入力特性は未チェックだったので調べてみた。
ソースはDENONのこれがDVDオーディオだ !(COAQ-1)というDVD-Audioのテストディスクだ。このディスクは今では同じタイトルで、デモ音楽を新しくしてCOAQ-24として発売している。このディスクのAmazonのページはこちら
商品紹介によると、どうやら100kHz近い超広帯域の信号によるオーディオチェック信号を含んだディスクはこれだけ
らしい。
このディスクの2つの周波数スイープ音源(5Hz〜24kHz、8kHz〜96kHz)をDVDプレーヤー(Pioneer DV-S747A、かなり古い)で再生してMacに入力してみた。
Mac側の設定はユーティリティのAudio MIDI設定で入力を96kHz/16ビットに設定した。
結果は次のとおりで、低域は10Hz以下でレスポンスが下がり、高域は40kHz程度まで伸びていた。この程度のレスポンスの低下であれば、スピーカーの測定には十分使えることがわかった。
なお、周波数の変化がリニアではないのでスペクトラムで見ると高音側がなだらかに低下する。
入力レベルは、パイロットトーンのレベルに合わせて調整すればよかったのだが、Audacityの微調整が難しく、少しずれているのはかんべんしてほしい。
DVDプレーヤーの出力特性はミリバル(LUXKIT M-2V、これも超古い)で4〜80kHzまで-4dB以内に収まっていることを確認している。
1kHz、-15dBのパイロット・トーンと5Hzから24kHzまでのスイープのスペクトラム。
1kHz、-25dBのパイロット・トーンと8kHzから96kHzまでのスイープのスペクトラム。
40kHzあたりまで十分レスポンスがある。
オーディオチェック用ディスクとノートPCとマイクがあればスピーカーの特性を簡単に測れる時代になった。コストもそれほどかからない。いい時代になったものだ。