津波のスピードには敵わない、TVの緊急警戒放送機能は義務化すべきだ
2011年3月13日(日)
3月11日に起きた巨大津波だが、仙台の名取川をさかのぼり農家を飲み込む様子をNHKがヘリコプターから中継していた。
あの様な中継は二度と見ることができないと思う。そこで、その録画と、GoogleEarthを見比べながら陸上を進む津波のスピードを計算してみた。
1ヶ所目はちょうど名取川を津波がさかのぼり始めたところで、アナウンサーが民家が津波にのまれるている事に気づいたところから始まり、320mさかのぼりトラックが止まっている橋に到達するまでのスピードだ。
このシーンは海岸に比較的近い場所(海岸から約1km、少しまばらな500mほどの住宅街を飲み込んだ後)から始まっているが、320m をさかのぼるのに53秒かかっていた。秒速約6mで時速にすると21.6kmだ。
2ヶ所目は1ヶ所目のシーンから左にパンして、すでに津波が畑の中までかなりの距離(海岸から約1.9km、結構密集した幅700mほどの住宅街を飲み込んだ後)から始まり、用水路を通り越したところから160mさかのぼるまでで42秒かかっており、秒速約3.8m、時速約13.7kmだった。
TV中継は津波が止まるまで放送していなかったので、何キロ先までさかのぼったかわからないが、画面が切り替わるまでは5キロぐらいさかのぼっているように見えた。
2ヶ所とも内陸に1キロ以上はいりこんでいるところから始まっているが、1ヶ所目の時速21kmは論外だが、2ヶ所目の時速13kmも畑の中を進むスピードであるので、人間の走るスピードでは、距離、スピードとも到底逃げ切る事は出来ない。逃走途中に用水路などの障害物があってもたついているとあっという間に津波に追いつかれてしまう。
TV中継では津波に気づいた車が進路を変えてなんとか逃れようとしているのも映ったが、何台も間に合わず津波にのまれているシーンが映し出されていた。
名取川に津波が到達したのは地震があってからちょうど一時間経ってからだが、TVなどで大津波警報を見て避難した人はともかく、車などでたまたまあの場所を通りかかったり、そのまま家にいた人たちは逃げる事はかなり難しいだろう。
今後は緊急警戒放送機能はラジオやTVに必須とすべきだと思う。最新の地デジ対応TVやカーラジオ、カーナビにこの機能が付いていないのは、ほとんど犯罪と言ってもいいのではないだろうか。






コメント(2)
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元気づけられることも多いなか、買占めなどなど、悲しい現実が浮かんでしまっています。今、最前線で活動できる人たちは限られていますが、それができない人たちは、少し節約と辛抱をしての普通どおりの生活で、足を引っ張らないこと・・それが大切なことのように思えてきました。
復興には長い時間がかかります。そんな時のためにも、です。
サイト: http://www.my-sapporo.com/
箕輪伝蔵さん、コメントありがとうございます。
全くおっしゃる通りです。
災害に遭わなかった人たちは、等しく復興の手伝いをする意味で、少しの辛抱と節約が大事だと思います。
一時の感情にとらわれず、復興が終わるまで長く続ける事が必要です。