冗談を本気にさせた職場、日通一億円窃盗
2008年8月30日(土)
今年の4月1日に起きた日本通運札幌警送支店の現金輸送車から一億円が盗まれた事件の初公判で、二人の犯人の内の一人菅野被告は入社当時から上司や同僚らが「盗もうと思えば簡単に盗める」と話すのを耳にしていたらしい。それを最初は冗談でもう一人の犯人の麻田被告に話していたとの事だ。
この二人は正社員ではなく契約社員であり、このうち現金輸送車の合鍵を作った麻田被告は勤務態度が悪いと3月31日付けで事実上の解雇となっており、窃盗の話を持ちかけた菅野被告も同じ日に退職している。
二人の犯行はもちろん悪であるが、多くの銀行の現金輸送を行っている日通の体質も問題だろう。
日通の契約社員の割合がどの程度か知らないが、日通の内部教育はいったいどうなっているのだ?きちんとした教育をしていたのか疑問が残る。
さらに、上司や同僚の発言だ。同僚はもしかしたら契約社員かもしれないが、上司は違うだろう。「盗もうと思えば簡単に盗める」などとは冗談でも言ってはならない。犯罪を助長していたと言われても仕方が無いだろう。
職業柄厳しいセキュリティの内側で働くはずなのに緊張感が無さすぎる。
犯人二人は直前に退職していた事もあり、当初から警察にマークされていたにもかかわらず、盗んだ金でススキノで豪遊していたアホなので遅かれ逮捕されていただろうが、日通はこれで社会的信頼を相当に落とした。全社的に猛反省してもらいたい。







