初めて知ったノーム・チョムスキー
2008年9月26日(金)

ノーム・チョムスキーの9・11―アメリカに報復する資格はない! (文春文庫)
ちょっと時間が経ってしまったが、のむらの版画をもらうために入った憩屋でノーム・チョムスキーという人の本を偶然読んだ。
文庫でわずか150ページであるが衝撃を受けた。
これほどまで徹底的にアメリカが行ってきたテロリズムを話題にした本は読んだ事が無いし、アメリカの国家的犯罪を事例を一つ一つあげて説明しているのも初めてだ。
わずか150ページであるが、そこに書かれている事は9.11が起きるまでにアメリカが何を行ってきたかを述べており、全てを理解するのには現代史に精通していないと無理だ。
だがそれら全てを理解せずとも表題の『9・11―アメリカに報復する資格はない!』がどういう事なのか判る。
そして最近NHKの『未来への提言』(再放送)でノーム・チョムスキーのインタビューが放送されていたが、本だけ読んで受けた印象とは異なり非常に冷静に自国アメリカの問題点を鋭く突いている姿が印象的であった。その番組の中の講演会の場面で
アメリカはイラクがある程度安定するまで駐留すべきで、安定してから撤退すべきだと思うがどう思うか?
との問いに
そうですね、いったん他国に侵攻したらなら占領を継続すべきですからね。言い換えればナチスはヨーロッパに留まり、ヨーロッパを占領すべきだったし、ロシア軍はアフガニスタンに留まるべきだった。サダム・フセインはクエートに留まるべきだったと言うことになります。だがこうしたやり方は間違っています。自らを鏡に映してみてください。自分の国が侵略され占領される事にあなたは納得できますか?他の人に課す基準は自分にも当てはめられなければ誠実とは言えないのです。
と言うやり取りがあった。全くその通りだ。
今のアメリカの世界の警察ぶった行動を痛烈に批判しておりよくぞ言ったと喝采したい。
はっきり言って今の世界は9.11以前よりはるかに安全ではなくなったし、その責任はかなりの部分がアメリカ、特にバカブッシュにあると思う。
どうやらノーム・チョムスキーのチョムスキー 9.11 Power and Terror [DVD]というDVDもあるようなので、これから勉強したいと感じた。
もし今のテロに対するアメリカの姿勢に疑問を持っているなら、9・11―アメリカに報復する資格はない! (文春文庫)を読んでみる事をお薦めする。








コメント(2)
サイト:サイトなし
中山大臣は辞任するそうですが自らの非を認めてではないようです。開き直り辞任といいますか。
サイト: http://www.my-sapporo.com/
ロケットの夏さん、コメントありがとうございます。
中山さんは辞任しましたが、どうも発言は確信犯だったようです。短命内閣と見て閣僚の仕事を全うするより持論を発表する格好の場と見たのでしょう。まったく無責任ここに極まりです。