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改正銃刀法でこの手の犯罪は減るのだろうか

2008年12月1日(月)
秋葉原の連続殺傷事件などで、殺傷力の強いダガーナイフの所持を禁止した、改正銃刀法が11月28日成立した。公布日は近日中となっており、ナイフ規制は交付から一ヶ月後に施行される。

今回の改正は『剣』(狭い意味で両刃)に限れば、今まで刃渡り15cm以上が所持禁止だったのが5.5cm以上に強化された。
人が普通に日常生活に使う道具として考えれば、両刃の刃物の実用性は全くないであろう。
その意味で規制はよいと思うが、犯罪防止という面から考えると、今回の改正は効果はほとんどないと思う。

例の元厚生事務次官を刺殺した犯人は問題のダガーナイフも所持していたらしいが、犯行に使われたのは日本伝統の片刃の柳刃包丁だ。
柳刃包丁は短いもので刃渡り18cm、長いものでは39cmというのもある。39cmなどはもう日本刀のレベルだろう。
出刃もかなり殺傷力が強いと思う。自宅にある出刃は刃渡り15cmで峰の厚みが8mmあり、鶏の骨ぐらいは簡単に切れる。厚みが8mmもあるので折れ曲がる事はまずないであろう。凶器として使われればとんでもないことになる。

ダガーナイフが犯行に使われた秋葉原の事件と、柳刃包丁が使われた元厚生事務次官の事件を同一視する事は出来ないが、はっきりしている事は、どんなに規制を強化しても替わりの凶器はいくらでもあると言う事だ。ある意味、秋葉原の事件は犯人が車を降りたからこそ捕まえることができたのではないだろうか。2トントラックでそのまま歩行者天国を暴走しまくったら犠牲者はもっと増えていたと思う。

異常な犯罪者に危険な凶器を渡さないという意味で、規制強化が全く意味のない事だとは思わないが、これでは凶悪な犯罪は減らないと思う。
犯罪に対する強引な意味付けは不要だが、どうしてそのような犯行に及んだのかをしっかり検証しないといけない。
私はこのような事件の原因には、日本の一度落ちたら、なかなかそこから脱出出来ない格差社会が根底にあると思う。
金銭的余裕が無いがために近視眼的になり、自己の考えに取り憑かれて、だんだんと孤独を深め、超えてはいけない一線を越えてしまう。何となくそんなロジックが出来上がっているのではないだろうか。
このままでは、内定取り消し殺人などが起きるのではないだろうか。

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