火星に氷があったなら・・・
2008年6月6日(金)

火星探査機の真下に氷のような物が・・・。
NASAが昨年8月4日に打ち上げた火星探査機フェニックスが無事5月25日に火星に軟着陸したニュースがありましたが、送られた写真にびっくりです。
もしこれが水の氷だったら(NASAの科学者は多分間違いないと思っているようです)大発見です。
本当に火星に人類が移り住むことができるかもしれない。
最近の火星もののSFではキム・スタンリー ロビンスンの火星三部作が傑作だ。
まだ一部のレッド・マーズと二部のグリーン・マーズ
しか邦訳されていないが、ハードSFファンにはたまらないシリーズだ。
単なる夢物語ではなく、実際に植民が行われたときどのような事が起きるのかがしっかりと描かれていてすばらしい作品になっている。
遠い未来に夢を見る
フェニックスはこの問題の『氷のような物』をすでにロボットアームで採取しているので解析は時間の問題だろう。
おそらく何らかの液体の氷だと思うが、もし水だったらそれから先に想像は一気に膨らんでしまう。
火星への有人探査は現段階では各国とも計画段階以前の状態であるが、もし火星に水があり飲用に使える事が判れば俄然現実味を帯びてくるのではないだろうか。
だが、行き先が火星となると解決しないといけない問題が山ほど出てくるであろう。いったん行くと決まると計画が出来る頃には物理的な技術問題は大方解決のめどが立っているだろうが、最後に残る問題はやはり人間の精神面と国際協力になると思う。
さらに現時点でも片道一年以上かかると予想されているところに行くのだから、最も根本的な問題として火星に何をしにいくかと言う事も重要だ。最初のうちは純粋に科学技術的な調査になるだろうが、長期的にはどうするかだ。
先に触れたSFの火星三部作はそれが植民だ。よほど技術革新が起きない限り、火星との物流によるコスト回収は考えられないであろうからだ。
そうすると第二の生活の場所として移住するというのがもっともな考え方となる。
だがそうなると人種的多様性(これを認めるなら宗教的多様性も必然となる)は間違いなく求められるだろうし、政治的な問題も出てくるだろう。
残念な事にSF火星三部作は単なるハードSFではなく、政治的SFでもあり、旧態然とした激しい政治的衝突も起きる。
火星がユートピアになるか、はたまた第二の地球のようなテロがはびこる世界になるか判らない。
それともいっそうの事人類としての成熟を待ってから火星には手をつけた方が良いのかもしれない。










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