N95マスク偽装、許せん!
2009年11月19日(木)
インフルエンザが全国レベルで警報状態が続いているが、その中で信じがたいニュースが流れた。
国民生活センターによると、15商品のうち、ウイルスの捕集効率95%以上は3商品だけだった。6商品は80~95%、2商品が60~80%で、50%以下も4商品あった。
13商品が、捕集効率が「99%」や95%以上の医療用「N95規格」を満たすなどと、パッケージやインターネット上で数値を示して販売。表示を満たしているのは2商品だった。
中には数値を挙げず「ウイルス対策をフルサポート」とだけ記載し、95%以上の商品もあった。
北海道新聞11月19日朝刊より引用
詳しくは国民生活センターのウイルス対策をうたったマスク−表示はどこまであてになるの?の詳細情報(PDF)にあるが、悪質なのは本品はWHO(世界保健機関)が認定しているアメリカ政府の防塵規格N-95 のウイルス捕集規格をクリアしています。
とかN95 規格相当
などと明記してある7銘柄で、実際にN95規格(日本ではD2というらしい)を満たしているのはわずか2銘柄しか無かった点だろう。(N95マスクについては新型インフルエンザ専門家会議の新型インフルエンザ流行時の日常生活におけるマスク使用の考え方の6.付録(1) N95 マスク(防じんマスクDS2)についてに書かれている)
この中で特にひどいのはN95をうたっていながらその捕集効率が40%以下の二銘柄だ。
株式会社リンケンサイエンスのFSC・F-95(普通サイズ)抗ウイルスマスクと有限会社ショーアッププロモーションが扱っているFACE MASK SURGICAL DISPOSABLEだ。
この商品については、国民生活センターの調査に文句があるのなら、メーカーが責任を持って反論してはどうだろうか。
新型インフルエンザがはやりだした頃、国内で最初に感染が確認された、カナダからの修学旅行帰りの大阪の男子高生は、引率の教員が外国では日本人のマスク姿は異様だなどとしてマスクの着用指示を出さず、せっかく日本から送ったマスクを使わなかったとされ、その高校の校長は「きっちりマスクを着けていたら結果は変わったかもしれない」と釈明までしている。
このとき送られたマスクがどのメーカか判らないが、新型インフルエンザ予防のとりで的役目を果たすはずのマスクに偽装があったことは許されないことだ。
国民生活センターの調査結果を見ると多くのN95マスクが、それ以下の性能しかないようだ。
メーカーの表示を信じてあちこちの店を回り、ようやく手に入れたマスクの性能が偽装されていたのだ。
消費者庁は景品表示法の観点から業界指導を含めた対応を行うこととしておりますと発表したが、行政処分も考えた方がいいのではないだろうか。
食品偽装の時は、中国産食品が悪者にされてから国産品とした偽装が次々と明らかになったし、今度は医療品だ。メーカーはどこまで利益優先なのか、つくづく頭に来る。
ただ、今回の調査ではN95規格などと一言も書いていないメーカーのマスクが非常に良い成績を収めていた。捕集効率のみならず、空気の漏れ率でもトップクラスの成績だ。
そのメーカーは株式会社N&N コーポレーションで、使い捨てフルサポートマスク(楽天市場に飛びます)と言う商品だ。うたい文句はウイルス対策をフルサポートのみだ。
従業員10名、資本金300万の小企業だ。大手よりよっぽど信頼できる。これからも良質な商品開発でぜひがんばってほしい。






