オバマは世界大統領ではない。
2009年1月20日(火)

BARACK OBAMA バラク・オバマ [DVD]
いよいよアメリカにオバマ大統領が誕生する。
今日は朝からTV各社もその話題で持ち切りだが、気になることがある。
それは、アメリカが変われば日本の景気も良くなるかのような報道が多い事だ。
確かに、アメリカの景気が回復し、再び購買意欲が活性化されれば日本の多くの輸出産業にとっては朗報となるであろう。
しかし、アメリカの過剰な消費(外国製品を買いまくっている、おかげで大幅な貿易赤字だ)に支えられている今までの状況が、そのまま続くとは思えない。
昨年から始まったアメリカ発の金融危機であるが、オバマ大統領は様々な政策を打ち出し、雇用の創出などを計ろうとしているが、再び雇用状況が良くなったとしても、多くの人達は今回の金融危機の原因が、根本的には成長が永遠に続くことが前提となっている危ういシステムに頼り切っているためと見抜いたであろう。
オバマ大統領は『チェンジ』を合い言葉に国民の支持を得た。アメリカ国民は変わることができ、より良い方向へ進路をチェンジする力を持っていると思う。
大統領も議会も民主党となる今後のアメリカだが、民主党は伝統的に国内政策重視で、保護貿易主義に走りがちである。
特に現在の経済状況を考えると、当分は内向きの政策が続くであろう。そして経済状況がある程度回復した後は、以前のように過剰な消費に走るのではなく、過去の過ちを学び、より賢い消費行動をアメリカはとるのではないだろか。
そうなるとアメリカの消費におんぶにダッッコ状態の日本は、今の状況がオバマ大統領になったからと言って劇的に改善されるとは思えない。
オバマ大統領はあくまでアメリカの大統領である。世界の不況を一身に背負う世界大統領ではないのだ。
本気で日本はアメリカなしでもやってゆける政策を生み出さねば、麻生総理が言うところの『世界最速で不況から脱出』する事など不可能で、下手をすると、今のままの状況が固定化されてしまうかもしれない。







