『片岡球子の裸婦』@芸術の森
2009年3月10日(火)

1983年から2005年までの作品を一気に見ることができる片岡球子の裸婦展
いま札幌芸術の森美術館で『見えるもの⇔見えないもの』と同時開催されている『片岡球子の裸婦』は見応えがあった。
片岡球子の遺族の方らから裸婦像18点の寄贈を受け開催されたのだが、1983年から最晩年の2005年の作までを一同に見ることができるのだ。
初期の作品は明確な輪郭と緻密な背景により非常にきっちりとした力強い印象を受けたが、年を経るに従い、背景や輪郭が省略されてくる。この傾向は2001年のポーズ19あたりからで、特に2005年のポーズ23(上の画像の右側)は、もはや表情さえも省略されている。
この時はおそらく脳梗塞の影響もあったのだろうと想像されるが、ちょっと痛々しい感じがした。
片岡球子といえば力強い「面構」のシリーズを思い浮かべるが、今回の展覧会は20年以上に渡った一つの題材の解釈を見ることができ大変興味深かった。







