北朝鮮の人工衛星らしき物の発射
2009年3月30日(月)
北朝鮮の人工衛星らしき物の発射が迫ってきたようだ。
それが本当に人工衛星か、弾道ミサイルかは発射されてからでないと判らないのが問題だが、国際機関に通知している事から、おそらく弾頭に爆発物が付いているようなものではないと思われる。
問題は発射後の対応だろう。
発射が成功し、北朝鮮の通知通り本当に人工衛星だったら日本政府はどう対応するのだろうか。
まさか、北朝鮮には人工衛星を打ち上げる権利が無いなどとはそう簡単には言えまい。
北朝鮮の人工衛星が危険で、日本は危険ではないなどとはどう考えても一方的すぎる。
安保理で話題にすると言っても、そうなると北朝鮮が態度を硬化させるのは目に見えているので、結局うやむやになるのではないだろうか。
人工衛星を打ち上げるためのロケット技術と、弾道ミサイル技術はほとんど区別出来ないが、日本はこの技術を自前で持っている。
H2Aのロケット質量は410トン、打ち上げ能力は低軌道で17トンだ。
一方北朝鮮が打ち上げようとしているのは100キロの衛星を載せた78トンの3段式ロケットとされている。(北海道新聞より)
北朝鮮は核実験を完全ではないが成功させているが、核兵器の材料になるプルトニウムにいたっては、日本は社団法人原子燃料政策研究会によると、国内に6.7トン、海外に25.3トン保有している。
日本に友好的感情を持っていない国が、この現状をどう見るかは明らかだ。
打ち上げ成功を祈った方が良い
打ち上げが失敗した場合はさらに問題だ。
ミサイル防衛システムの手が届かないところではどうしようもないが、そうでない場合、巨額の費用をかけながら信頼性の低いミサイル防衛システムを実際に使わなければいけなくなるからだ。
このミサイル防衛システムは、今までのテスト結果から、打ち上げに失敗したロケットの破片などはおそらく撃ち落とせないだろう。
そうなるとアメリカにべったりで進められたミサイル防衛システムへの風当たりは一気に高まる。またしても麻生内閣の支持率は低下するだろう。
途中でトラブルが発生せず、順調に打ち上げが成功しようとしている途中での撃墜などは北朝鮮の思うつぼで、絶対に行ってはならない。
そう考えると、今回の発射はぜひとも成功してもらわないといけない。めでたく人工衛星が軌道に乗り、金正日バンザイ的メッセージを発信してもらった方がよっぽどマシだ。






