問題解決能力の違いを見せつけたアメリカ
2009年8月5日(水)

北朝鮮を電撃訪問したクリントン元大統領と金正日総書記
今回のクリントン元大統領の北朝鮮訪問と、アメリカ記者の即日恩赦の決定には驚いた。
もちろんクリントン元大統領が訪朝する以前に、水面下での交渉が行われていたはずだが、こうもスピーディーに投獄された記者の恩赦が行われるとは思っていなかった。
あらためてアメリカの外交能力の高さと、問題解決能力の高さを思い知らされた感がある。
今回の記者解放にともない、アメリカがどれほどの交換条件を提示したかは今後明らかになるであろうが、アメリカと北朝鮮の親密度は日本のそれをはるかに上回っているのではないだろうか。
太平洋戦争で敵国として戦った日米は、現在民間、国家(軍事も含めて)の両面で親密な関係を持っているが、今回の米朝の急接近を見ると、今後数年後にも相当な関係改善が図られる気がする。
日米関係が現在の状態になるまでの年数を考えると、今回のような展開を見ると米朝間の関係改善は、はるかに早く進むのではないだろうか。おそらくそのプロセスには日本は絡むことができないだろう。絡むことができないと言うより、米朝間の問題に日本は口を挟むなとアメリカから釘を刺されるのではないだろうか。
いつまでも拉致問題に固執し、関係改善の糸口さえ見えない日朝関係と比べるとアメリカの外交能力の高さが際立って見える。
結局のところ、アメリカから見れば北朝鮮などは軍事的に全く脅威ではなく、対立するより懐柔させて朝鮮半島の政治状況をコントロールし、中国に対して睨みを利かせるのが国益にあった行動だと思う。
かたや日本は、もう存在しないと北朝鮮が言い放っている6ヶ国協議再開に未だにこだわっており、今後の展開は全く見えない状態だ。
総選挙後はおそらく民主党が政権を取ると思うが、外交能力に関してはどうであろうか?
ちっとはまともな対応が出来る事を願うばかりだ。







