温暖化が先かCO2が先か
2008年5月10日(土)
内容が高尚すぎて付いていけないけど毎日チェックしている池田信夫blogに地球温暖化バブルと言うエントリーがあった。
そこに槌田敦氏の「温暖化の脅威を語る気象学者たちのこじつけ理論」の紹介があったが、読んでみて自分の感じ方は否定論側にあると思った。
つまり、何らかの原因で温暖化が進み、その結果としてCO2が増加したと考えられるからだ。
地球が温暖化しているという指摘はずいぶん前からあったと思う。しかしその原因となるとつい最近まではっきりとは語られる事は無かったが、いまはCO2原因説が大半を占めていると思う。
一般の人に与えた影響ではこの説に関して言えば『不都合な真実』が大きいと思う。
『不都合な真実』は地球温暖化という問題を広く認知させた貢献は認めるけど、その原因については影響力が大きかっただけにCO2と決めつけてしまった事は問題があると思う。
真の原因はまだ判らない
槌田敦氏の「温暖化の脅威を語る気象学者たちのこじつけ理論」を読んで次の事は正しいと感じた。
- 気温の変化とCO2濃度の変化を比べると、先に気温の変化が起こりCO2の変化はその後になる。
- 弥生時代からの温度変化を見ると、人間活動によりCO2排出量が増加したのが原因とするには無理がある。
- CO2の総量に対する人間活動が原因となる量が少なすぎる。
- 現代の温暖化は江戸時代からの寒冷期から始まっており、今後揺れ戻しの急激な寒冷化の恐れが有る。
原因がはっきりしていないからと言って何も手を打たずにいると、たぶん氷河はどんどん溶けていき、南極の棚氷も倒壊していくだろう。しかし、原因がCO2に有るとして進んでいる現在の排出量取引や、バイオエタノール生産のためにわざわざCO2を吸収する森林を破壊してトウモロコシを作るやり方は問題が有る。
仮にCO2が温暖化の原因だとしても上記の方法では人間活動が原因のCO2排出量削減にはならない。
それならば人間活動そのものをもっと低消費エネルギーにしないといけないのではないだろうか。要するに大量にエネルギーを消費している先進国が人間活動を縮小するのが一番手っ取り早い。
本川裕氏の社会実情データ図録によると主要国における人口1人当たりのエネルギー消費量(1次エネルギー供給量)は、アメリカが世界平均の約4倍、フランス、韓国、日本、イギリス、ドイツが約2倍となっている。この6カ国だけでCO2排出量の30%以上を占めている(2004年世界各国のCO2排出量より)。
CO2に温暖化の原因を求めるのなら、今すぐにでも消費生活を改めた方がよい。原因が正しければ数年のうちに結果が出るかもしれない。
しかし、槌田敦氏が言うようにこれがIPCCに集結する御用学者2500人とマスコミに扇動されて、現代社会は「今しなければ間に合わない」と思い込んでしまった。
なら、全く無駄な努力となってしまう可能性があるし、池田信夫氏が言うように群衆的行動によるバブルだった
と言うことになってしまう。
原因が世界的コンセンサスを得ていないなら、もっと科学的根拠が明確になってからCO2に対する大規模な対策を行った方がよい気がする。
もし温暖化の結果にCO2の増加があると明らかになったなら、先進国が開発国に対して課したCO2削減目標に対して莫大な賠償訴訟が起きるかもしれない。








コメント(6)
サイト: http://www.janjanblog.jp/user/stopglobalwarming/stopglobalwarming/454.html
正のフィードバックループができているからには、因果関係は一方方向だけでなく両方向に働いているのだ、ということをまず理解してもらわないといけません。
それが分からない人には何を言ってもムダかもしれませんが。
討論会の感想
http://www.janjanblog.jp/user/stopglobalwarming/stopglobalwarming/454.html
グローバルな炭素循環について
http://www.janjanblog.jp/user/stopglobalwarming/stopglobalwarming/456.html
をお読みいただければ幸いです。
サイト: http://www.my-sapporo.com/
SGWさん、コメントありがとうございます。
これからもいろいろと勉強させていただきます。
サイト: http://oyamahiroshi.cocolog-nifty.com/blog/
2か月前に、槌田敦著「CO2温暖化説は間違っている」を読んで、貴方と同じ結論を得ました。先日「南極の氷(17.5万年間)のグラフ」を調べてみたら、やっぱり南極の氷でも「気温変化を後追いする形でCO2が増減していました。」鳩山首相は理数系の頭を持った宇宙人総理ですので、この事実をご存知ない(知らされていない)のでしょうね【知ったら数十兆円の投資先は変更されますよ】何とか知らせたいですね。
サイト: http://www.my-sapporo.com/
大山様、コメントありがとうございます。
このエントリーをアップした2008年5月頃と比べると、最近は温暖化はCO2が原因ということが確定的に報道されていように感じます。
もう何を言っても無駄なような気がして、議論をする気もなえてしまいます。
ですが、それでも何らかの発言をしていきたいと思っています。
鳩山首相はおそらく温暖化と人類活動が原因のCO2との関連性については疑問を持っていると思います。残念ながら現時点でこの関連性を否定する発言をすると政治生命が断たれてしまうでしょう。
せめて政治家として、未来の状況が変化した場合に対応できる体制を今のうちから準備してもらいたいです。
サイト: http://oyamahiroshi.cocolog-nifty.com/blog/
NAO様、丁寧なコメント返信、有難うございます。確かに民主党圧倒後、米国で誰が見ても無謀と思える「CO2削減策」を打ち出してしまったのは失敗でしたが、ご存知ないからあの発言であったと私は解釈しています。現在、100兆円に近い予算圧縮に頭を悩まされている最中であり、「CO2削減策」が日本の抜本的景気刺激策にはならない事(逆にいよいよ世界経済を悪い方向に導く事)を知れば、(宇宙人のニックネーム通り)大英断を下される可能性ありと思ったのです。50年余の自民党政権が、民主党政権に取って代わられたこの時期だから出来ると思います。自民党の失策に縛られてミスミス自滅の道を歩まれることはないのではと期待しているのですが、如何ですか?
サイト: http://www.my-sapporo.com/
大山様こんばんは。
>50年余の自民党政権が、民主党政権に取って代わられたこの時期だから出来ると思います。自民党の失策に縛られてミスミス自滅の道を歩まれることはないのではと期待しているのですが、如何ですか?
政権が自民から民主に替わり、確かに政策を大きく替えるタイミングとしては良い時期と思いますが、残念ながら民主党はマニュフェストで25%削減を打ち出し、政権与党となってしまいました。
残念ながら過去長い期間に渡って洗脳され続けた国民を納得させ、政策を転換するのはほとんど不可能だと思います。
しかし、日本国民は権威に弱い面もありますので、IPCCの予測に対抗できるような、CO2削減のコストとそれが及ぼす将来像を明確に示すことが出来れば何とかなるかもしれません。