IPCCの予測は正しいのか
2009年1月4日(日)

2008年は2007年より北極圏の海氷面積が増えた。
今日の北海道新聞に、北極圏の海氷が2007年より2008年が7%増加したとする記事が載っていた。
同じ記事に、科学的根拠に基づき、20世紀後半の気温上昇の大部分が人類活動による温室効果ガスによる可能性が極めて高いとするIPCCの見解に反対している赤祖父俊一:アラスカ大国際北極圏研究センター(IARC)前所長のコメントがあった。
赤祖父氏は地球温暖化を認めながら、1800年からの温度変化は5/6が自然変動によるもので、残りの1/6が人類活動による温室効果ガスによると著書『正しく知る地球温暖化―誤った地球温暖化論に惑わされないために』で述べている。
IPCCが地球温暖化の原因を人類活動による温室効果ガスによる可能性が極めて高いとするのは、現代の気温上昇をコンピューターシミュレーションによりうまく説明出来るためであるが、『正しく知る地球温暖化』ではこのシミュレーション自体が信頼性のおけないモデルとしている。
なぜならば、現代の状況を説明出来る(よって未来も)シミュレーションが、観測された過去の気温状況を再現出来ないからだ。
これは『正しく知る地球温暖化』の5ページ目に出ているので、立ち読みでも良いので見てもらいたい。
このような信頼性の無いシミュレーションから導きだされた予想に基づき、盲目的にIPCCの報告を信じて温室効果ガスの削減を行っても温暖化の進行は防げないし、莫大な予算の無駄遣いとなる。
IPCCは一刻も早く自らの過ちを認め、地球温暖化の防止ではなく、温暖化に備える対策を打ち出すべきだと思う。
*追記*
ついでと言っては何ですが、気象庁が日本全体の平均気温を出すための観測点に選ばれている北海道の寿都の1888年からの気温データは下図のようになっています。
私がまとめた北海道の札幌、寿都、根室、網走のデータはこちらから見れます。







コメント(8)
サイト: http://yutakarlson.blogspot.com/2008/12/blog-post_11.html
■牛のげっぷ無視できぬ、温暖化ガス急増に警鐘 気候変動枠組み条約事務局報告書-精神異常をきたしているカルト集団か?
こんにちは。地球温暖化二酸化炭素説ならびに地球温暖化大災厄説は、インチキです。昨年度末開催された、cop14もこの説にもとづくもので、インチキだと思います。牛のゲップも無視できないという、事務局報告書。この報告内容からも、温暖化会議の無意味さ、どころか、馬鹿げた内容、いや狂気さえ感じる異常ぶりがうかがえます。日本は、このような会議からは脱会すべきです。報告書を字面だけ追いかけていると、あまり異常とは一見みえませんが、この会議を主導している連中は、はっきりいって異常で精神的にも幼稚なのか、さもなければ問題があるのではないかと思います。詳細は是非私のブログをご覧になってください。
サイト: http://www.my-sapporo.com/
yutakarlson様、コメントありがとうございます。
牛専用マスクが開発されるかもしれませんネ。もちろん人間用も。
ところで牛のゲップの温室効果より、オゾン層破壊防止のための代替フロンであるハイドロクロロフルオロカーボン(HCFC)やハイドロフルオロカーボン(HFC)は二酸化炭素の100倍から一万倍の温室効果があります。
オゾンホールが塞がれば、皮膚がんは減ると思います。そして、温暖化により北海道での農業生産量が増加し、食料自給率が上がるかもしれません。
いずれにしても、限りある予算を使い対策をするのなら、温暖化防止ではなく、温暖化対策に当てるべきと思います。
サイト: http://www.janjanblog.jp/user/stopglobalwarming/stopglobalwarming/15351.html
北極の海氷のトレンドは、2007年の異常な減少を2008年にもほぼ同じレベルまで最低減に下がったことをニュースとして捉えるべきと思います。
しかしまた一方では、赤祖父氏自身の本の中でも、IPCCの予測に比べて急速に北極の海氷が下がったことを、IPCCの気候モデルが不完全な証拠として挙げていたわけですから、2008年の増加傾向そのものは、IPCCのより変化の遅い気候モデルに近づく方向の傾向である、ということも赤祖父氏は指摘すべきであったろうと思います。
サイト: http://plaza.rakuten.co.jp/kobepearl/
♪初めまして。
♪お立ち寄り頂き、有難うございます。(^0^)/
私の赤祖父氏の本を拝見しました。
米国がオバマ大統領の就任を機会にグリーン・ディール政策を展開しようとしているようです。
ですから、赤祖父先生の言われる科学的な議論よりも政治を優先しようとしているのでしょうね。
アグリビジネスとも密接に関連しており、重大な問題の一つだと思います。
♪お気に入りのHPに登録させて頂きました。
♪また、今年も私の部屋にもお立ち寄り下さい。
♪心よりお待ちしています(^0^)/。
♪私も、時間の許す限り、お訪ねします!
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SGW様、コメントありがとうございます。
確かに、2008年の海氷面積は2007年より若干増えたようですが、長期的に見れば減少のトレンドだと思います。
IPCCの予測との乖離については、赤祖父氏は北極海の海氷が減少した原因として、北大西洋の暖かい海流が北極海に流入したためとしておりますので、温暖化の影響とするIPCCの予測の気象モデルに近づいたとは判断しないと思います。
このブログを見て、赤祖父氏の『正しく知る地球温暖化』を読んでいない方に補足しますと、この事に触れている章で"最近の研究によると、北大西洋の海水温は降下しているとのことであるので、この海水の北極海の氷への影響はやがて少なくなるであろう"と述べています。(この本の出版は2008年7月です)
2008年の海氷の面積が2007年より若干増えたのは、まさしくこのためと思います。現在の気候に関する技術では、地道な観測に基づく予測の方がコンピューターシミュレーションより信頼性が高い事の証だと思います。
サイト: http://www.my-sapporo.com/
夢咲案内人様、コメントとお気に入りに登録していただきありがとうございます。
赤祖父氏は『正しく知る地球温暖化』の第9章「日本はどうすればよいのか」でもっとも重要な問題は日本の将来を確固とするために『将来のエネルギーと食料を確保する事だ』と述べています。
国が国として存続するためにはこの二つがもっとも大事だと思いますので、経済が混乱しているアメリカで、オバマ氏が農業政策に力を入れるのは至極真っ当な事だと思います。
それに引き換え我が国の指導者層は相変わらず消費刺激などといっている現状を見ると情けなくなってきます。
サイト:サイトなし
初めまして。
シミュレーションについては専門化も精度はまだまだ改善の余地があると認めてますけれど、インチキと決め付けるのも行き過ぎではないかと思います。
シミュレーションについては(おそらく赤祖父先生も)誤解されてるようですが「地道な観測に基づく予測の手法」の一つとしてシミュレーションというものが存在します。
赤祖父先生の著作もけっこうですが、もっと基本的な教科書的な本を読まれることをおすすめいたします。
あと、あまりこういう話は本論にしたくは無いのですが、温暖化論はビジネスがらみの陰謀であると決め付けている方もいらっしゃいますよね。そういう人達は、そもそもアメリカで温暖化人為説受け入れが遅れたのは、石油メジャーのロビイングが強行だったためであるというのはご存知なのでしょうか。もし陰謀論で議論するならば、アラスカは石油利権がらみが強力な土地柄ということも認識しておくべきだと思います。
もう一つ、差し出がましいようですが、気温変動グラフの表示方法について。変化の有無を示したい場合は、グラフデータの平均値もしくは中央値を中心に、最大値最小値をグラフの上下の端に設定するのが一般的に行われている表示方法です。
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通りすがり様、コメントありがとうございます。
誤解がありそうですので・・・
シミュレーションについてですが、インチキと決め付けているのではなく、過去のすでに観測された現象を再現できないコンピュータシミュレーションは信頼性が無いと言うことです。
このことが示しているのは、IPCCのコンピュータシミュレーションがまさしくまだまだ改善の余地があるということだと思います。
そしてそのまだまだ改善の余地があるシミュレーションを盲目的に信ずることの危うさを赤祖父氏は指摘しています。
グラフですが、おっしゃることはごもっともです。
しかし、Googleドキュメントは現時点では原点の指定ができないようです。