地球温暖化対策の中期目標に関する意見交換会に参加した
2009年5月12日(火)

地球温暖化対策の中期目標に関する意見交換会に参加
5月11日に開かれた内閣官房主催の地球温暖化対策の中期目標に関する意見交換会に参加してきた。
これは6月に発表される6パターンある地球温暖化対策の中期目標(二酸化炭素の排出量削減目標)について国民の意見を聞く会だ。6パターンある目標はこちらから。
目標年は2020年で、一番緩いのが第1案の2005年比-4%、1990年比+4%というもので、一番厳しいのが第6案の2005年比-30%、1990年比-25%だ。
参加者は約120名ほどで、満員であった。
小宮内閣官房参事官から各目標の説明があり、その後意見発表となった。
自分の予想では、多くの人達が地球温暖化はCO2の人的排出が原因と思っているので、もっとも厳しい6番目の案が多く支持されると思ったが、実際は全く違った。
意見発表したのは、招待された関係団体の北海道経済連合会、札幌商工会議所、北海道グリーンファンドの代表を含めて21名だが、14名が第1案、5名が第6案、1名が第2案、1名が支持する案は無しという結果になった。この結果は他のところでも大体同じらしい。
意見発表で私も発言したかったが、残念ながら指名されなかった。しかし、一般の方に同じ疑問を持っている方がいたので、ほんの少しだが思いは伝わったと思う。
その疑問は、1997年に京都議定書が採択され、12年が経過しているにもかかわらず、2012年までに1990年比で-6%削減という目標達成がほぼ絶望的な状況にある事の原因の分析について全く触れられていない事である。
人は過去の教訓にしか学ぶ事は出来ない。京都議定書の目標が達成出来ない原因を調べずに、2020年の目標を決めるというのは全くナンセンスだ。目標達成出来なかった原因をきちんと分析しなければ、削減が一番緩く達成可能と思われる第1案でさえ実現出来るか相当怪しい。
この原因分析は非常に大事だと思う。
これだけ地球温暖化の脅威が騒がれているのに、どうして日本はその削減目標を達成出来ないのであろうか。なにせ自分たちの子供の世代は今よりさらに気温が上がり、北極海の氷が解け、シロクマは絶滅し、巨大台風が発生し、海面が数メートル上昇し、熱帯の伝染病が流行るかもしれないと言われているのにだ。環境省地球環境局の地球温暖化の影響・適応情報資料はこちら
この京都議定書の目標達成に対する鈍い反応はどういう事なのだろうか。
結局のところ心の中では誰も(国民も政府も)、地球温暖化の原因は人類が排出した二酸化炭素が主な原因などとは信じていないからではないのか?
私自身は現在の温暖化は自然変動と思っているので、人的起源による二酸化炭素が原因とは思っていない。この意見は表向きごく少数派である事は認識しているが、もし、政府、国民の多くが心の中ではそのように考えており、その結果として京都議定書の削減目標のための努力がおざなりになっているとしたら、いったい我々はなんと馬鹿な事をしているのであろうか。
信じてもいない地球温暖化のために無駄な努力とカネを使うなら、他の重大問題(エイズ、貧困など)に使うべきだ。
最後に一つ指摘したい。内閣官房企画調査官の飯田健太氏が意見発表の間ペン回しをしていた事を。それは人の意見を聞く態度ではないだろう。






コメント(2)
サイト: http://jjs.at.webry.info/
政府主催のこの手のイベントの多くはヤラセ、または利害関係が大きい産業界などに乗っ取られるようです。官庁の出先は中央から来るお偉いさんに粗相があってはならないと考えたり、お土産、ここでは“賛成コール”を持たせることを考えるようです。産業界などの代表は我先に発言を求め“義務”を果たすと言う構造のようです。情けない話です。
サイト: http://www.my-sapporo.com/
KN様、コメントありがとうございます。
まあある意味企業人としての行動をしているという事だと思います。
それに対する一般の人達の積極性の無さが気になります。