ガス、レンジ、IHどれが省エネ?
2009年5月6日(水)

都市ガス、レンジ、IHどれが一番省エネな加熱方法か?
前から気になっていた加熱方法の違いによるCO2排出量やコストの違いを調べてみた。
水を加熱する場合で都市ガスと電子レンジ、卓上IHコンロで実験した。
沸騰させると潜熱の計算があるので、水を加熱する方法にした。
結果は次のようになった。
| 都市ガス 13A |
電子レンジ 定格500w |
卓上IHコンロ 定格1300w |
|
|---|---|---|---|
| 加熱結果 | 500ccを2分間加熱で22度から65度になった | 250ccを2分間加熱で22度から62度になった | 500ccを2分間加熱で21度から64度になった |
| ガス、電気の使用量 | 0.0068m3 | 1110wで120秒 | 1330wで120秒 |
| CO2発生係数 | 0.0513kg/Mj
=0.0513g/kj |
0.517kg/3600kj =0.144g/kj |
0.517kg/3600kj =0.144g/kj |
| 使用エネルギー | (1m3=46.0Mj) 46.0Mj×0.0068 =312.8kj |
1110×120 =133.2kj |
1330×120 =159.6kj |
| 使用熱量 A |
312.8kj/4.18 =74.8kcal |
133.2kj/4.18 =31.9kcal |
159.6kj/4.18 =38.2kcal |
| 加熱に使われた熱量 B |
500×43 =21.5kcal |
250×40 =10.0kcal |
500×43 =21.5kcal |
| 熱効率 C=B/A |
21.5kcal/74.8kcal =0.284 |
10.0kcal/31.9kcal =0.313 |
21.5kcal/38.2kcal =0.563 |
| 加熱の際に発生したCO2 D |
0.0513g×312.8kj =16.0g |
0.144g×133.2kj =19.2g |
0.144g×159.6kj =23.0g |
| 1kcalの加熱に排出したCO2 E=D/B |
16.0g/21.5kcal =0.744g |
19.2g/10.0kcal =1.92g |
23.0g/21.5kcal =1.07g |
| 1kcalの加熱に必要なエネギー F=4.18kj/C |
4.18kj/0.284 =14.7kj |
4.18kj/0.313 =13.4kj |
4.18kj/0.563 =7.42kj |
| 燃料単価 G |
1m3=308.3円 (1kj=0.00670円) |
1kwh=20.55円 (1kj=0.00571円) |
1kwh=20.55円 (1kj=0.00571円) |
| 1kcalの加熱に掛かるコスト H=F×G |
14.7kj×0.00670 =0.0985円 |
13.4kj×0.00571 =0.0765円 |
7.42kj×0.00571 =0.0424円 |
細々した表になったが、1kcal(100ccの水の温度を10度上げる)の熱量を得るのにCO2の発生量が一番少ないは都市ガス13A、一番多いのは電子レンジ。
同じく、一番コストが掛からないのは卓上IHコンロ、一番掛かるのは都市ガス13A。
省エネで使ったエネルギー(ガス、電力)を効率よく熱に変換出来るのは一番が卓上IHコンロ、悪いのは都市ガス13Aとなった。
結果どれも一長一短だ。
CO2だけの事を考えれば都市ガス13Aだが、都市ガスも天然資源だ。いずれ無くなる。
人間が作り出せるエネルギーは電気しか無いと思われるので、いずれは加熱するためのエネルギーは自然エネルギーが起源の電気エネルギーしか無くなるだろう。
現在の一次エネルギーの残りを考えると、風力、水力、太陽光を利用した発電システムを普及する必要があると思う。
注意:1cal=4.18jとして計算。都市ガスの発熱量、CO2係数、料金は北海道ガスのWebページ、電気のCO2係数、料金は北海道電力のWebページをそれぞれ参考にした。
燃料単価は4月分使用実績から計算し、基本料金+使用量料金を使用量で割ったので、契約内容により異なってくる。
ガス、卓上IHコンロに使用した鍋はビタクラフトのウルトラNo.9309小フライパンを蓋をして加熱。
電子レンジは耐熱ガラスの容器にラップで蓋をして加熱。
ガス台は最新の内炎バーナーではないので、炎が鍋からはみ出ないように中火で加熱。
卓上IHコンロはドリテックのDI-701を使用。
電力測定にはサンワサプライのワットチェッカープラスTAP-TAT7を使用。







