2009年4月14日(火)
世界3位に転落した日本の太陽光発電(北海道新聞より)
民間国際団体の再生可能エネルギー政策ネットワーク21(REN21、本部ドイツ)によると、日本の2008年末時点での太陽光発電の総設備容量がスペインに抜かれ世界3位に後退したそうだ。この件の北海道新聞記事はこちら。
1位はドイツで540万kw、2位がスペインで230万kw、日本は190万kwだそうだ。
問題なのは単純な設備容量ではなく、その国の電力生産量に占める割合だろう。
ググってみたところ、CIAの2007年の電力生産量データが見つかったが、それによるとドイツは59,470,000万kwで割合は0.00091%、スペインは29,430,000万kwで割合は0.00078%、日本はドイツの約2倍の電力生産量で119,500,000万kwとなり割合は0.00016%と、どの国もまだまだ太陽光発電の割合はごくわずかだが日本の低さが目立つ。(割合は有効数字3桁目を四捨五入)
この太陽光発電の割合を10%以上にするのは相当困難だが、100年後の事を考えると悠長な事は言ってられない。
なにせ100年経てば、石油も天然ガスもウランも経済的に採掘出来なくなっているからだ。(電気事業連合会の世界のエネルギー資源確認埋蔵量より。)
その頃にはプルトニウムを主体とした原発以外、選択の余地は無くなっているかもしれない。
日本は地球温暖化を騒ぎ立てるだけで、新エネルギー開発には出遅れ、CO2を出しまくっているのが現状だ。これはどう考えても政府の無策としか言いようが無い。
このままいけば、温暖化の心配よりエネルギー資源の枯渇により、世界の主流から日本は落ちこぼれてしまうだろう。
トラックバック数:1、コメント数:0
このエントリーにコメント、トラックバックをする