税金で特定企業を支援することになるエコポイントに反対
2009年5月22日(金)
最近の新聞報道などによると、年率換算で実質GDPがマイナス15.2%になり、経済水準がバブル崩壊直後の1992年当時になったらしい。
相当に経済が収縮している事は間違いない。
だが、この状況はある意味これからの日本の方向性を示しているのではないだろうか。子供の数が減り、低賃金で働く労働者が増えているからだ。
来月には地球温暖化防止のための二酸化炭素削減中期目標が発表される。
二酸化炭素の排出量は経済活動と直結しているので、ひょっとしたらこのままの経済状況が続けば、もしかしたら京都議定書の目標を達成出来るかもしれない。
だが、この国の政治家はやることに事欠き長期的ビジョンが全くない。
その最たるものが今回のエコポイントだろう。
なにせ、財源の補正予算がまだ国会で審議中なのだ。
この不況時にいったいどこまでこそくな手を使い、カネを巻き上げようとしているのだろうか。
エコポイントで一番怪しいのはそのポイントが購入金額や消費電力(エコなんだろうが!)に比例せず、しかも対象機器がエアコン、冷蔵庫、地デジ対応テレビに限っているところだ。
これでは税金を使い、特定企業を救済するのとなんら変わらない。
エコポイント対象家電の中で、今すぐ無くても困らない地デジ対応テレビが入っているのも、その意図が見え見えで、政治家というものはどんだけ面の皮が厚いのかと改めて感心するほどだ。
エコポイントは池田信夫氏の「サイバーリバタリアン」第67回「エコポイント」はエコには逆効果でも指摘しているように問題がある。人は新しいものを買う時は、今使っているもの以上の何らかの付加価値を求める傾向があるので、冷蔵庫はより大型に、地デジ対応テレビはより大画面に、エアコンはより能力の高いものを買ってしまう。結果としてエコからは逆行してしまう。
私のテレビは34インチのブラウン管でモニタータイプだが、消費電力は198wだ。冷蔵庫は325リットルで110wだ。エアコンは無い。
地デジ対応液晶テレビは、SONY BRAVIA 40V型地上・BS・110度デジタルフルハイビジョン液晶テレビ KDL-40V1だと217w。もうちょっと贅沢してPanasonic VIERA 42V型地上・BS・110度CSデジタルハイビジョンプラズマテレビ TH-42PX80
だと335wになる。
冷蔵庫は同じような容量のパナソニック 320L 3ドア ノンフロン冷蔵庫 NR-C328M-Sは92wだが、一回り大きいパナソニック 427L 5ドア ノンフロン冷蔵庫 NR-E433T-H
だと135wになる。
エコと言うのなら、しかるべき省エネ効果のある全ての商品を対象にするべきだし、継続的に行わなければ意味が無い。
その方が景気対策から見ても広い企業が対象になるわけだし、期間を限るからその前に買い控えが発生し、終了間際に駆け込み需要が起き、その後は耐用年数がすぎるまでモノは売れなくなるだろう。
本来のエコは無駄を省き、ライフスタイルを見直すところから始まるべきだと思う。
テレビ画面はサイズを小さくし、アホな番組をながら見はせず、冷蔵庫も一回り小さく、野菜室に肥やしを作らないようにするのが本道だ。







