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イージス艦と漁船の衝突事故

2008年2月19日に起きた最新鋭イージス艦あたごとマグロ漁船清徳丸の衝突事故である。いったいあたごは何をしていたのだ?漁船の側が回避すると思っていたのだろうか?

海上自衛隊は何を教育しているのか!

2008年5月31日(土)
昨日の北海道新聞記事に漁船とイージス艦が衝突したのは二隻が交差するように直進していると、接近していながら互いに停止しているように見える「コリジョン(衝突)コース」という危険な位置関係にあったため当直者が漁船が停止していると誤認した、とあった。
まったく開いた口が塞がらないと言うのはこういう事だ。
これは両者がそのような位置関係にあったということの説明にしかならない。

コリジョンコース解説図
コリジョンコース概念図、北海道新聞記事から引用

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衝突事故の中間報告

2008年3月22日
あたごと清徳丸の衝突事故に関する艦船事故調査委員会の中間報告が発表された。
これを読むと見張りは事故の起きた前の当直の時点から、複数の漁船と思われる灯火について認識していたようであるが、清徳丸については衝突の直前100mになるまで気づいていないようである。
またレーダーを監視する船内の戦闘情報センターの当直は、事故前の当直者が規定の7名ではなく5名で行われており、2台あるレーダーのうち1台は継続的に監視をしていなかったとある。そうすると漁船を見落としていた可能性がある。

この中間報告を読む限り、レーダーの監視もきちんと行われていず、見張りもなぜか直前まで清徳丸に気づいていないようであるので、これはもう完全な「脇見運転」状態ではないだろうか。

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海上自衛隊の体質

2008年3月14日
13日放送のNHKクローズアップ現代で、珍しく国谷キャスターが大変厳しい表情で不祥事の多い海上自衛隊の体質について解説していた。
イージス艦衝突事故はもちろんだが、その前にイージスシステムの情報漏洩、護衛艦しらねの火災事故など、どう考えてもおかしな事故が多すぎる。
特にイージスシステムの情報漏洩は、どこまで漏洩した情報が拡散してしまったかなど確認不可能であり、イージスシステムの刷新を行うまではその防御能力は丸裸な状態になっているかもしれないのである。
さらに輪をかけるように2月29日には、イージスシステムの資料を私物パソコンに保管していた一等海尉が海上幕僚監部の事情聴取を受けた後、JRの乗り換え中に引率の上官から逃走してしまうという失態まで起こしている。密室で行われる軍法会議には反対であるが、きっちりと勾留するぐらいのことはできなかったのであろうか。

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引き継ぎを無視した当直士官

北海道新聞の2月25日夕刊11面によると、清徳丸と衝突した際の当直士官は、その前の当直士官からの引き継ぎで漁船団の存在を知らされていたと記事になっていた。
まったくあいた口が塞がらない、唖然とする事実が明らかになった。
あたごは衝突の12分前どころかはるか以前から漁船団の存在に気がついていたのではないか。
清徳丸の僚船が30分もまえから大きな船(この時はイージス艦とは判っていなかった)に気づいていて、あたごの側が漁船団に気づかなかったというのはどうもおかしいと思っていたらそういう事であったのだ。
いったい何のための引き継ぎであったのか!この交代した当直士官の責任は重大だ。

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なぜこんなに時間がかかるのか

2月21日のニュースでは清徳丸の僚船のGPSデータによる航跡が報道されていた。僚船は他にもいたのでそれぞれの船の航跡についてはそれらを調べれば一目瞭然ではないか。
この期に及んでいまだにあたごの航跡データが公表されていないのはどういう訳なのだ?
海上自衛隊はすでに各船の航跡データは搭載していたレーダーの情報から把握しているものと思われる。
今回の事件の責任を追及するのも大事だが、まず事の真相を発表するのが先であると思う。
その先から今回の事象が起きた時にあたごの航行に関わっていた関係者の責任の所在なり、処分を行えばよいのではないだろうか。
同じマグロ漁船同士が衝突して清徳丸が真っ二つに割れてしまったなどと考える人間はどこにもいない。おそらく事故の経緯もおおよそ判っているはずである。このまま事実関係の発表に時間が掛かるようではますます海上自衛隊の内部体質に批判が集中するであろう。

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海上自衛隊はどうなってしまったのか

この事件は2008年2月19日午前4時7分頃、2007年3月に就役した最新鋭イージス艦あたごと千葉県野島崎の南南西約40kmでマグロ漁船清徳丸と衝突し、清徳丸は半分に割れて乗っていた2名が行方不明になったというものだ。
イージス艦の性能云々はひとまず置いておく事として、この事故を知ったときいったい自衛隊はどうなっているのか?という事だ。
真っ先に思い浮かんだのが渡辺金融・行政改革担当相が言っているように「自爆テロならどうするんだ」と言う事だ。この事故は民間の船舶同士の衝突ではない。去年就役したばかりの最新鋭イージス艦が起こした事故だ。戦闘行動中ではないので周辺の漁船なのどの探知には航海用レーダーと見張りを配置していたと報道されているが、どこを見ていたのだ?

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札幌在住の1958年生まれの男。
東京のコンピュータ会社に入社。汎用大型コンピュータのハードウェア保守一筋30年。その後札幌に戻る。
仕事に疲れ早期退職プランで退社し現在に至る。
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