最善の回避動作をとらなかったあたごの方が悪いだろう
2008年10月30日(木)
21日に開かれた海難審判で海上自衛隊側の補佐人が清徳丸に事故の主因があった。海自側への審判所の勧告は必要ない。
と事実上の無実を主張したそうだ。
だが、事実としてのあたご側が清徳丸を右舷に見る位置を航行していたことは否定せず、あたご側の監視が不十分な事は認めた。
その上で衝突の原因は午前4時1分までに清徳丸が右転を始め、4時5分に大きく右転し、加速したのが主因
と主張して、あたご側のみに回避義務があることを否定し、双方に最善の回避動作を求める『船員の常務』を適用すべきと反論したらしい。(太字引用:北海道新聞、10月22日の切り抜き記事はこちら)
この主張はどうもおかしい。双方に最善の回避動作を求める『船員の常務』を適用すべきというなら、なぜあたごは衝突直前まで自動操縦のまま直進していたのだ?自分の側は何も行っていないではないか。
これでは清徳丸に気づいていたが、そのまま直進するのが最善の回避動作と判断したということになってしまうではないか。
だがこれは違う。艦船事故調査委員会の中間報告では複数の灯火を確認しながらそのまま直進を続け、衝突直前にようやく清徳丸と思われる船を確認し、両舷停止と後進一杯が指示されたことが報告されている。とても最善の回避動作を取っていたとは思えない。
結局どのように言い逃れしようとも漁船と思われる灯火を確認しながらも、あたごは危険な状況になることを想像もせず、漫然と直進したことには変わりなく、清徳丸が直前に回避行動を取ったのに間に合わなかったのだ。最善の回避動作を取ったのはあたご側ではなく清徳丸側だ。







コメント(4)
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自動操舵を問題にするならば、漁船も直前まで自動操舵だったことを忘れてはいけない。複数の漁船と交差するときは、あたごはなにもせず直進するべきである。対象となる漁船すべてが前を交差するのか、後ろを交差するのか分からないからだ。針路速度を維持し続けることが最善の回避動作といっていい。あたごは、衝突直前になって停止・後進一杯をかけた。では、清徳丸はなにをしたのか?簡単に止まることができるのに止まらなかった。あたごの減速が遅れたと責めているが、清徳丸は停止も減速もしていない。あろうことか増速しているのだ。清徳丸は衝突を回避する動作を全くとっていない。あたごの直進を漫然と、、、書いているが、漁船もおなじように漫然と直進していたのだ。
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岩橋様、コメントありがとうございます。
衝突直前の双方の船の行動については、どちらが先に衝突の危険を察知し行動したかというと、イージス艦側が漁船の急な右転が衝突の原因と主張している事から、どうやら漁船側と思われます。
だたし、本当に衝突の危険を察知したのか、別な理由で右転したのかは漁船側のデータが無いので正確な事は分かりません。
ただ、急な右転により衝突するほど双方が接近していた事は間違いないと思われますので、そうなる前に漁船を発見した時点でイージス艦側は自動操舵を止め、不測の事態に備える必要があったと思います。
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急な右転をした漁船を責めないとは、、、絶句。相手から遠ざかるという簡単な回避行動さえしなかった漁船を責めないとは、、、、絶句。あたごと同様に減速や停止すれば、接触だけで済んだかもしれないのに、、、、漁船がなぜ、停止減速しなかったのか、、、、、あたごの船首方位を勘違いしていたか、前を横切ることしか考えていなかったから、、このどぢらか。
無謀な運転をしていたのは、漁船である。
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結局どのように言い逃れしようともあたごと思われる灯火を確認しながらも、清徳丸は危険な状況になることを想像もせず、漫然と直進したことには変わりなく、あたごが直前に回避行動を取ったのに間に合わなかったのだ。最善の回避動作をとったのは清徳丸ではなくあたごだ
最善の回避動作を取るということは、衝突を回避したということだ。あたごも清徳丸も回避動作不十分となる。
あたごは、停止、後進一杯、汽笛吹鳴、探照灯照射をした
では、清徳丸はなにをしたのか?なにもしていないのだ