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東日本大震災

2011年3月11日に起きたマグニチュード9.0の巨大地震を引き金に、東北関東地方を襲った大津波と、その影響で外部電力を断たれた福島第一原発の放射能漏事故がおき、自然災害として最大規模の大震災が起きてしまった。すべのことが想定外という言葉でくくられてしまう事態だが、一週間経っても未だに避難所で灯油が無いとか、食料が1日おにぎり2個など、あまりにも事後対応がお粗末すぎるのではないだろうか。

なぜオールジャパンで原発対応ロボットを作れないのか

2013年3月20日(水)
NHKスペシャル「ロボット革命 人間を超えられるか」を見た。(地デジは21日、BSは17日放送)
福島原発事故では、期待された日本製ロボットは投入時期も遅く、当初はさっぱり成果が上がらなかった。
それどころか、ルンバiRobot社パックボットがいち早く原発内に入り、施設以内の画像を撮影した。
要するに、日本のロボット技術はあくまでも研究所レベルで、実用には程遠かったということを証明してしまった。

福島原発事故からもう2年が過ぎている。
今回の番組では、アメリカが実用的ではないとして見向きもしなかったヒューマノイドロボットが、人間が活動するのが当然な原発施設内では有用性が非常に高い事に気づき、急激に開発スピードを上げていることが紹介されている。
確かに、番組で紹介されたアシモは自立型ロボットとしては世界最高峰だろう。
だが、がれきの中では全く走行不可能だろう。まして、今日の札幌のようなざらめ雪状態のザクザク状態ではとてもパックボットにはかなわないと思う。

日本のロボット関連の情報に接するたびに思うのは、今回の福島原発事故のような、国家の対応が世界中から注目されている事態になっても、どうして国として対応できないのかということだ。
走行機能はクインスで、腕はアシモでというような、メーカーや大学の垣根を超えて実用的なロボットをなぜ作れないのか?
国が主導を取り、各メーカー、各大学に国家の緊急事態としてプロジェクトを立ち上げて事を進めることがなぜできないのか理解に苦しむ。

かつて半導体産業を、産学一体となって開発を推し進めたことがあったはずだ。
今の福島原発の状態を見ると、今まさにそれが必要なはずだ。
アメリカの軍用ロボットの現状を見ると、大学、メーカ単体での取り組みには限界が見えている。

日本人はあまりにも完璧を求めすぎている。完璧なものの完成を待つ間には長い年月がかかる。そもそも、完璧はありえないだろう。まずは今の福島原発の状況を一歩でも先に進めるために国としてなりふり構わず突き進むことが必要と思う。

この番組のナレーションは綾波レイの林原めぐみだ。
メーカー単独、大学単独では成果が出るのが遅すぎる。
震災直後、関東の電力不足を補うために、ヤシマ作戦とも言われた節電運動が起きた。
ナレーションをしていた林原めぐみは今の日本のロボット技術の現状をどう思っているのだろうか。興味があるところだ。

番組の最後に紹介されていた川田工業のNEXTAGEが実に頼もしく見えた。製造ラインでのロボットと人間の関わりはもうここまで来ているのかと感じた。
もう人間にははクリエイティブな仕事しか残されていないのかもしれない。
ヒトと一緒にラジオ体操する姿を見ると、確かに暖機運転にはいいかもしれないと思った。

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焼却でセシウムを99.9%除去できる技術に期待したい

2012年4月24日(火)
23日の北海道新聞夕刊に太平洋セメントがセシウムに汚染された土壌を焼却により99.9%除去できる技術を開発したとの記事があった。
太平洋セメントといえば震災がれきの受け入れを表明している企業だが、報道された新技術を活用すれば、除染で発生する膨大な汚染土壌の処理に大きな手助けとなる。
今のところ、除染で除去された汚染土壌はがれき同様行く宛がない状態のようだが、この技術で安全に処理できるようになる。
記事によると、小型の回転式焼却炉を使用とあるので、トラックなどに搭載できるシステムを構築し、現地で処理できるようになれば、汚染土壌の受け入れに反対している自治体とは無関係に処理できるようになるのではないだろうか。
一刻も早く実用化してもらいたい技術だ。
以下、北海道新聞4月23日夕刊6面から引用。

汚染土壌を焼却して浄化
放射性セシウムで汚染された土壊を焼却してほぼ浄化する技術を、農業・食品産業技術総合研究機構と太平洋セメントなどが開発した。
灰にすることで大幅に減量できる上、灰をコンクリート資材などに活用することも可能という。
汚染濃度が1キロ当たり6万7300ベクレルの土壌約50キロを小型の回転式焼却炉に入れ、反応を促進するカルシウム合物を加えて1350度で1時間燃やした。残った灰は約440グラム、セシウム濃度は1キロ当たり29ベクレル(除去率99.9%)だった。
燃焼で気化したセシウムはフィルターで回収し、大気中への放出は検出限界(1立方メートル当たり0.1ベクレル)以下にできたという。

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原発のかわりがなぜ自然エネルギーなのか

2012年4月17日(火)
福島原発以降、脱原発が盛んに言われているが、肝心の原発のかわりの電力をどうするかという話になると、なぜか自然エネルギーや再生エネルギーが全ての解であるかのように話題になる。
エネルギー関係について多少とも勉強すれば、これら自然エネルギー、再生エネルギーは世の中に大量にあることは間違いないが、その密度が非常に低いため、単位重量あたり莫大なエネルギーを解放する核エネルギーの代替には、経済性、設置面積、得られるエネルギー量などから、現時点ではまったくお話になないことが嫌でもわかる。

どうも日本人は新しいもの好きで、何かと新技術に過大な期待を抱くようだが、出力変動が大きすぎる太陽光発などは、たとえ変換効率が100%になろうとも、設備利用率の低さは変えることができないので、原発の代替には成り得ない。
安定的に電力を供給するためには、太陽光、風力ともバッテリーを介して安定的に電力を出力する仕組みが不可欠で、発電能力の10数%をコンスタントに出力するだけで、その数倍の(余裕を持たせると数十倍)バッテリー容量が必要になる。私の試算はこちらから。

バッテリーを使用せずに、余った電力で水素を作り、それを貯蔵して電力が不足するときには燃料電池を使い発電する方法もあるが、その場合でもバッテリーの代わりに燃料電池となるだけで、その設備容量に変わりはない。
要するに、現在の技術レベルでは、原発のかわりを自然エネルギーや再生エネルギーでまかなうことは夢物語なのだ。

自然エネルギーといえば北海道には地熱が豊富にあるが、発電原理は火力発電と同じであるので現実的であるが、蒸気の噴出量などの調査のために10年ほどの年月がかかるのと、温泉との兼ね合いで地域の合意を得るのはほとんど不可能な状態だ。

個人的には一番有望なのはガスタービン発電だと思っている。先日の道新にも出ていたが、ガスタービン発電は熱エネルギーで水を沸騰させる必要がないので効率がよく、場所も取らない。
火力発電(原発も同じ)と違い、熱エネルギーで蒸気を発生させ、それで発電機を回し、また蒸気を水に戻すときの潜熱によるロスがないからだ。
3.11後、六本木ヒルズのガスタービン発電が話題になったように、都心のビルに設置できるので、遠くから送電線を使って供給する際の送電ロスもない。
シェールガスが経済的に採掘できるようになったので、ガスの可採埋蔵量は約200年と一気に増えた。
補助金目当ての自然エネルギー発電を推進する企業などとは手を切り、ガスタービン発電を進めるべきだと思う。

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国によってここまで違うのか、マーク1原発の安全対策

2012年3月16日(金)
3月10日にNHKで放送した「世界から見た福島原発事故」を見て驚いた。
同じマーク1原発でも、国によりここまで安全性に差が出るものかということだ。
福島で事故を起こしたGEのマーク1原発だが、設計に問題があることは70年代にはわかっていた。
それは格納容器が小さすぎるため、万一原子炉の冷却が効かなくなり炉心溶融が起きて水素が発生した場合、圧力が上がりすぎて建屋内に水素が漏れでてしまうというものだが、同じマーク1原発を使っているスイスのミューレベルク原発ではこのことに気づき、建屋全体を巨大化し、頑丈にして機密性をもたせ、二重の格納容器のようにしているのだ。
この設計変更はスイス独自の判断によるもので、他にも、ベント弁は電力がなくても高圧の窒素と空気圧で開くようにしてあるし、ベントにより放出される放射性物質を外に出さないような化学薬品を使ったフィルターまで追加してある。この化学薬品で放射性物質を1000分の1にすることができる。
さらに、福島で問題となった全電源喪失による冷却不能に対応するためには、原子炉本体とは全く別系統の冷却システムを独立した電源システムで作り上げ、しかもその冷却システムは二重化してあるのだ。
マーク1原発の生みの親のアメリカでさえ、9.11のテロを受け安全対策に乗り出し、全電源喪失に備え、計器類に電力を供給するポータブル電源装置を用意してある。

一方日本は、契約のせいかもしれないが、GEのオリジナルの設計のままで、NRCからの指摘で取り付けたベント弁も、電動でしか動かすことができない構造だ。建屋の構造も強化・機密性のアップは行なっていない。
放射性物質を外に出さないための化学薬品を使ったフィルターもついていない。日本は水の中を通すだけで、化学薬品は用いられていない。この設備があるだけで事故後の影響は相当に違っていただろう。
全電源喪失にいたっては、アメリカNRCの説明を受けながら何もしなかった。

このスイスやアメリカと日本の取組みの違いは一体どこから来るのだろうか。
極端にいえば、それは自分の頭で考える事の欠如だと思う。
番組でスイス原子力会議ブルーノ・ペロー副議長の言っていた他人任せ、メーカー任せでは駄目なのです。安全対策は自分で決断しなければいけませんとの言葉が非常に重い。
彼は来日のたびに追加の安全装置について語っていたようだが、日本はGEやアメリカの規制当局も何の指示も出していませんからとして聞く耳を持たなかった。思考停止状態だ。万一の事態に考えが及ばなかったのだ。

日本人は決して他人の進言を受け入れない頑固者でもないし、柔軟な発想もできるはずだが、なぜか集団となると一度思い込むと修正が効かなくなってしまう。
このあたりは軍人個人としては太平洋戦争に反対していた幹部が多かったのに、結局戦争に突き進んでしまったこととどこか似ているような気がする。
戦争については完敗して初めて無謀さに気付かされたようだが、今回の原発事故も大事故が起きて初めて安全軽視に気がついた。
戦争と原発事故は違うが、大打撃を受けないと現実に向き合わない傾向は60年以上たっても変わらなかった。
これからどれだけの大惨事を我々が体験しないといけないのか、考えると気が滅入ってしまう。
今後起きそうなことは、首都直下地震による首都機能の喪失だろうか・・・。
この番組は16日に再放送される。動画サイトでも見ることができる。

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上田市長は8割以上が賛同している震災がれきの受け入れを拒否するなら理由を示せ

2012年3月11日(日)
あの日から1年が経ったが、被災地の復興はなかなか進まない。
がれきの処理が進まないことも原因の一つだろう。
札幌の上田市長は、国の定めた震災がれきの放射能基準は政治的な決定だとし、放射性物質は微量でも有害で極めて長寿命。十分な知識を持ち、風評被害のことも考えた上で判断してほしいとして受け入れを拒否した。(北海道新聞3月8日、9日の記事から引用)

道新の世論調査では国の基準以下なら受けれても良いとするのが8割以上となったが、この道民の声に反対を表明するなら、上田市長には国の基準ではなぜダメなのか微量でも有害と判断した証拠を示すべきだろう。
政令指定都市の首長としての判断なら、はっきりさせてもらいたい。

震災がれきの量は膨大で、被災3県の合計は2252.8万トンもあり、処理処分できたのはわずか6.3%しかない。こんなペースではがれきの処理に10年以上かかってしまう。
多くの自治体でこのがれきを受け入れれば、それだけ時間は短縮される。
国は自治体の処理能力に応じて強制的にがれきの処理を行わせるべきだ。

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東京のコンピュータ会社に入社。汎用大型コンピュータのハードウェア保守一筋30年。その後札幌に戻る。
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