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毒入り餃子

2008年1月30日に発覚した中国の天洋食品製の冷凍餃子に有機リン系の毒物が混入していた事件です。

中国で毒餃子事件の容疑者を拘束

2010年3月27日(土)
各種報道によると、天洋食品の元臨時工を容疑者として中国当局が身柄を拘束したようだ。
もう捜査は終了してしまったのかと思っていたが、中国当局は地道な捜査を続けていたらしい。
嬉しいことだが、日中の捜査協力の難しさを改めて感じさせた結末となった。

どうやら中国当局は回収したはずの天洋食品の餃子が国内で横流しされ、それを食べた自国民が中毒症状を起こした事をきっかけに本格的に捜査を行ったようだ。
さすがに国内で回収した餃子からメタミドホスが検出されれば、どう考えても日本で混入するはずが無く、中国国内の問題として対応せざるを得なかったという事だろう。
だが、中国国内で中毒が出たのは2008年の6月頃とされているので、1年以上前だ。日本側にはその後の捜査状況は何も伝えられなかったようで、日中の捜査協力は結果的に事件解決には何の影響も与えなかったわけで、いかに中国側が体面だけのための捜査協力だったかよくわかる。

中国の事であるので、容疑者には相当な処分がされると思うが、問題は犯行の動機だ。
拘束された呂月庭容疑者は犯行の動機として、天洋食品の待遇の悪さを上げているが、日本向けの食品工場は、納品先の日本メーカーから品質、価格に関して相当な要求を受けていたと想像される。
その結果、過剰な高品質をどこよりも安く供給しなければいけない工場では、コストダウンのしわ寄せが従業員に集まるのはどの国でも同じで、ある意味、今回の事件は日本の消費者の過大な要求(高品質で安い)がもたらした結果とも言える。

一歩間違えば死者が出てもおかしくなかった事件だが、犯行の動機を考えるとその責任が100%容疑者のみに有るとは言えないのではないかと思う。
日本国内で両立できなかった価格と品質を、新興国や途上国に求め続ける限り、同じような事件は今後も起きる可能性がある。
自国内でコスト面で折り合いがつかないからと言って、安易に海外に頼るやり方は考え直さなければならないと思う。

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メタミドホス餃子、結局ヤミの中か

2010年1月22日(金)
中国の食品事故について対応策のようなものが出来たようだ。

輸出入食品をめぐる安全確保に向けた日中合意案が21日、判明した。中国製冷凍ギョーザ中毒事件で高まった日本消費者の中国産食品への懸念緩和が目的で、日本側による中国国内施設への立ち入り検査を可能とする項目を盛りこんだ。食品のほか添加物、包装・容器、乳幼児のおもちゃも対象に含める。
合意案は、鳩山由紀夫首相が昨年10月の温家宝首相との会談で提唱し、両国の関係当局が策定した。ギョーザ事件の発覚から丸2年を過ぎる来月初旬にも、日中の担当閣僚間で調印する方向で最終調整している。
立ち入り検査は、相手国の同意を得た上で必要に応じて実施。中国国内の対日輸出食品メーカーなどで問題が生じた場合、日本政府関係者が現場を視察し、状況を把握する仕組みだ。
北海道新聞1月21日夕刊5面より一部引用

メタミドホス入り餃子事件から2年経った。死者こそでなかったが、大問題になり、一時は外交問題にもなりそうな事件だったが、どうやらこれで幕引きになりそうだ。
政権交代後、岡田外相が去年の9月28日に上海で行われた外相会談の席上で、あらためて早急な報告を求めたと報道されていたが、結局無視されている。
去年末には、中国側の捜査指揮者だった公安省刑事偵査局副局長の余新民氏が、上海市の共産党委員会書記に移動し(餃子事件でよくやったという意味で栄転らしい)、実質的に中国側の捜査は終了しているようだ。

今回の合意案では、立入検査するためには相手国の同意が必要となっている。他の国で検査するのだから当たり前と言えば当たり前であるが、これでは事前には事故を防ぐことができないし、検査を拒否される場合もある。
今から思えば、事故当時、中国側で混入が明らかになった時点で、もっと強烈に外交上の手を打っておけばよかったと思う。どう考えても故意に混入したとしか思えない事件だったし、明らかな食品テロだろう。犯人は逃げのびたのだ。

この餃子事件後、国産品に目が向いたが、同時に国内メーカーの産地偽装も多くなった。結局多くのまともな中国産食品類が店頭から撤去されたが、出所の怪しい食品も多く見つかった。原因をしっかり追及しなかったがために我々は余計な不利益を被ってしまったのだ。
おそらく、この餃子事件はもう決着がつく事は無いだろう。あんな事件は二度と起きてはならないが、せめて今後は断固とした対応をとってもらいたい。

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やはり天洋食品の従業員が犯人か?

2009年1月20日(火)
メタミドホス入りの毒餃子事件は、去年中国国内で回収したはずの餃子が、なぜか一般人が食べてしまい、結果として中毒を起こしたことで、計らずともほぼ100%中国国内で混入された事が明らかになっているが、18日の新聞報道で、犯人と思われる天洋食品の従業員をほぼ絞り込んだと報じていた。

ようやく事件解決の糸口が見えてきたようである。
それにしてもこの事件は、中国製品の信頼性を大幅に落としてしまうきっかけともなった事件であるのに、最初から日中双方の当局者の連携がうまく行かず、ほとんど単独の捜査となったわけだが、もし、中国国内での中毒事件が起きなければ、捜査はほとんど進まず、事件解決などお先真っ暗であっただろう。

メタミドホスは多分工場内で入れられたと思うが、単なる事故とは到底考えれられず、故意に入れたものだろう。
ここのところをしっかりと調べないと永遠に中国産の食品の信頼性を回復する事は出来ないと思う。
結局のところ、中国産の製品が手に入らず一番困るのは、その安い価格で利益を得ている我々消費者だ。巡り巡って中国の生産者にも影響がある。
もっとも、中国の生産者はいちいち細かい注文を付け、買い取り価格を据え置く日本向け商品を作るより、その技術で中国国内向けの高級品として売り出すように変化してきているようだ。
中国からの製品の輸入が止まると、我々消費者はますます日本国内品に頼らなければならず、そこに業者が製造元を偽装する可能性がますます増えてくる。

安心して安い中国製品を食べれるように、一刻も早い事件の解決と事件の背後に隠れている要因を分析し、二度とこのような事件が起きないようにしてもらいたい。


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メタミドホス入り餃子事件から一年

2008年12月27日(土)
今年の1月30日に発覚した天洋食品のメタミドホス入り餃子中毒事件から一年が経とうとしている。(実際に中毒となったのは12月28日だ)
当初、中国側との捜査協力により早期に解決すると思われたこの事件だが、思わぬ展開となり、未だに解決に至っていない。
中国側の態度が大きく変わったのは8月6日に、回収された餃子がなぜか中国国内で流通してしまい、新たな食中毒事故が起きてからだ。
これがきっかけとなり、さすがの中国当局も中国国内でのメタミドホス混入を認めざるを得なくなったようだが、それ以降、捜査は進展していないようである。
北海道新聞の12月4日朝刊29面によると、来日した中国輸出入食品安全局の副局長が人為的な混入事件として自国内で混入したことを認めるような発言をし、同席した前外相も刑事事件であれば、両国関係部門は犯人を逮捕し、国民に損害を与えないようにしなければならない。食の安全について日中で定期的に交流する事が必要だとも発言している。

しかし、未だにこの事件は解決していない。
この事件をきっかけとして食の安全(特に中国産)に大きな疑問が生じたわけだが、メディアの反応は年末のニュースの特番以外ほとんど忘れ去られたように静かだ。
もっとも、厚生省に対する追求も今は派遣切りの話題で持ち切りで、それどころではないのかもしれないが、最初の事故は年末であったために連絡体制が悪く、その後も防げるはずの中毒事件を起こしてしまい、公表されたのは1月30日という有様だったはずだ。
このような重大事件はマスコミにも継続的に報道する義務があると思う。少なくとも、年末年始の食中毒対策の連絡体制が整備されたかどうかは舛添大臣に問いただすべきだと思う。

それにしても日中の捜査協力とはいったいなんなのだろうか?

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中国本土で毒餃子が流通

2008年8月6日(水)
今日のニュースで、回収したはずの天洋食品が作った冷凍餃子がなぜか中国国内で流通し、それを食べた人がメタミドホスが原因の中毒症状を起こしていたと報じていた。
これで中国から一歩も外に出ていない餃子からメタミドホスが検出された事になり、中国当局の主張であった『日本で混入説』が完全に否定された。
現在中国はオリンピック対応で手一杯と思われるが、オリンピック終了後に何らかの進展が見られると思う。

しかし、YOMIURI ONLINEによると中国側は7月初め、北海道洞爺湖サミット(主要国首脳会議)の直前に、外交ルートを通じて、日本側にこの新事実を通告、中国での混入の可能性を示唆したという。から日本もなめられたものだとおもう。
中国で中毒事件が起きたのは6月中旬とされており、その通知を胡錦濤国家主席も来日したサミット直前に正式に外交ルートを通じ連絡してきたところに中国のしたたかさがある。
おそらく中国側は日本が胡錦濤国家主席の来日に合わせて発表を遅らせると踏んでいたのではないだろうか。

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札幌在住の1958年生まれの男。
東京のコンピュータ会社に入社。汎用大型コンピュータのハードウェア保守一筋30年。その後札幌に戻る。
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