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ようやく明らかになったメタミドホスの濃度

2008年3月14日
事件が大きく報道されるきっかけとなった1月22日に食中毒症状を起こし、一時重体となっていた5歳の女児が吐き出した餃子の残りから検出されたメタミドホスの濃度が明らかになった。
北海道新聞の報道によると皮1g中3.58mg(3580ppm)、具1g中3.16mg(3160ppm)で、餃子1個あたり45mgと想定されるとの事。健康に影響を与えない量は体重50kgの人で0.15mgであるので300倍の高濃度となる。また、動物実験で半数が死ぬ「半数致死量」は体重1kgあたり約20mgであるらしいので、重体となった5歳の女児の体重が平均体重約18kgとするとこの半数致死量は360mgとなり、8個食べると半数致死量になる。何個食べたか判らないが死亡してもおかしくない濃度であった事になる。
それにしても2ヶ月近くたっての発表である。もっと早く判らなかったのだろうか。
北海道新聞3月14日朝刊35面の記事はこちらから

これにより捜査は進展するのだろうか

今回明らかになった濃度はメタミドホスの原液を混入させないといけないほどの高濃度だそうなので、完全に残留農薬の可能性は否定された。
そうなるといつ混入(どうもこの言葉は偶然という響きが感じられるなぁ)したかという事になるが、皮と具の両方から検出されたとなると、餃子が完成した後の袋詰めの段階ではなく餃子を作る途中と言う事になるのではないだろうか。
こうなると中国当局も自国内での混入を認めざるを得ないだろう。

この事件に関しては日中捜査当局の捜査協力がうまく行っていないが、そろそろ核心に迫ってもらいたいものだ。少なくとも今回明らかになった濃度と含まれていた部分で混入の場所はかなりしぼられるのではないだろうか。これで袋の外側から浸透しただのしないだのという不毛の言い合いからは離れてもらいたい。
さらに中国公安当局者も再来日し、日本側捜査当局と意見交換する事らしいので、事件解決に向かって事態が進展する事を信じたい。

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