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コープさっぽろの決断 その2

2008年5月2日(金)
先日28日の午前0時から放送されたNNN系列のドキュメント'08STV制作の『中国が日本を捨てる日 食料自給率39%の贅沢』という番組が放送された。
内容はコープさっぽろが中国産冷凍餃子の中毒事件に対応して発表した「生協の自主開発商品のうち中国製商品の販売を3月以降に中止する事と、それに替わり道内に工場を持つ食品メーカーに道産原材料を使用した商品開発を要請する」とした件で、道産食材を使った餃子の商品開発の様子と、中国の日本向け野菜の生産現場の様子だ。

番組の内容は想像した通りで、餃子の場合材料をすべて道産品で作ると1個の価格が50円と中国産の5倍となり、とっても売れないので40円(差額は生協と工場が負担)としてもモニターからは高すぎるという反応だ。

無い物ねだりの構図

餃子に関して言えば、材料の確保ができないと断る工場が多い中、ようやく見つけた所は当初1個40円であったが、皮がカナダ産小麦から作られていたのでそれを道産小麦に代えたところ10円アップし50円となってしまった。
コープさっぽろのこだわりが結果的に50円という価格となってしまった。中国産餃子の価格は1個10円であり、コープ札幌は当初2円程度のアップしか考えていなかったと言うから、いかに今までの中国産餃子が安く調達できていたかとうことだ。
さすがに5倍高ではどう考えても『ユーザーの理解を得られない』と考え、赤字覚悟で10円安く40円としたが、それでもモニターは高すぎると言う。
すっかり庶民の食べ物として定着した餃子であるが、その値段は中国産原材料が作り上げた虚構であったことが証明された形になってしまった。
安全でなおかつ安くというのは日本国内の原材料を使っているうちは成り立たないのである。
ましてや赤字分の10円を負担しなければ売れないなどは、政府の補助金ではないのですぐに行き詰まるだろう。

結局すべの原因は我々消費者が求め続ける『無い物ねだり』から来ているようである。
自分で作るのが面倒くさいので加工食品に頼る。メーカーは安くあげるために人件費の安い中国に作らせる。問題が起きると買わなくなるが、問題を解決するためのコストを負担しようとしない。
これからは餃子は贅沢品と思った方がよっぽど精神的にいいのではないだろうか。
新聞報道によるとこの100%道産原材料を使った餃子は6月中旬から宅配で売り出す予定だそうだ。値段がいくらになるか判らないが、消費者が試される日になるであろう。

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