2012年7月2日(月)
北海道の場合、節電要請は7月23日からだが、6月いっぱい主に夜間の節電を試験的に行なってみた。
結果は以下のグラフの通りで、月間の消費電力で比較すると5月より6月は約18%の節電となった。
元データはこちらから。
行ったことは、夜間はTVと照明を同時に使わなかったことだ。
TVと照明の消費電力はほぼ同じなので、これで半分になる。
もっと極端にして、朝、昼、晩とTVを見ず、IHクッキングヒーターと電気ポットを使用しなければ相当に節電になることは間違い。ただ、省エネと経済性の観点からはガスコンロを使うと、エネルギー効率の低下と余計な費用がかかってしまう。
継続できる節電はこれくらいが限界だろう。
夏の節電のめどはたったが、問題は冬だ。
夏の節電に向けて電気の使用状況を調べたのエントリーで書いたが、冬は朝と夜にストーブを使うので、電力消費が夏と比べ相当増えてしまう。
冬の北海道で朝と晩の暖房を止めるという選択肢はありえないので、この時間帯の節電は非常に難しい。
北海道のような高気密の住宅が多いところでは、煙突のないストーブで暖を取ると、換気に注意しないと一酸化炭素中毒になりかねない。1時間毎に換気をするなどは冬の寒さを考えると実用的でない。冬の朝と晩の節電は健康問題に直結するだろう。
部屋が寒くて風邪などひいたらたまらない。
実際問題として、冬になるまでに何としても泊原発の再稼働をしてもらわないと困るのだ。
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